臨床・手技 – PRACTICE
概 要
慈恵医大は4つの附属病院があり、臨床研修においてはそれぞれの病院が基幹型研修病院として病院の特長、立地等を最大限に活かした独立した研修プログラムを持っています。また附属4病院がお互いに研修協力病院として密に連携しており、特長ある診療科など選択科で自由に行き来することが可能。これにより、研修医たちの適性や希望を叶えながらも、より実践的な経験を効率よく積めるようサポートしています。
研修会・勉強 – ACADEMIC
概 要
屋根瓦教育を徹底し、きめ細やかな指導で一歩一歩実感を得ながら成長できる教育環境を目指しています。
シミュレーション研修
【実施例】- 春
点滴・採血・手洗い・ガウンテクニック・医療安全・感染対策 等
基本技術の習得を目指しながらも、研修医が抱く現場への不安感などにも目を向けサポート。臨床に自信を持って出られるよう、徹底した指導をおこなっています。
【実施例】- 秋
プロフェッショナリズム研修・文献検索・輪状甲状間膜穿刺・切開 等
現場で学ぶ時間と座学で知識を深める時間をバランスよく配置することで、研修医一人一人が、基礎となる知識をしっかりと習得できるよう務めています。
セミナー
夏季セミナーや冬季セミナー、ランチョンセミナー等、1年を通して多彩なカリキュラムが組まれ、深い専門知識と豊かな人間性を持った医療人の育成に努めています。
ランチョンセミナー
屋根瓦教育で人を育てていくことを大切にする慈恵では、上級医師から直接の指導を受ける機会も多い。また研修医1人に対して割り当てられる指導医の数が通常よりも多い傾向があり、細やかな指導を徹底しています。全員で一人前の医師を育てようという空気が浸透しており、学内外出身や男女で差はなく、職場ストレスの少ない環境でじっくり学ぶことができます。
夏季セミナー(糸結び・縫合・シーネの巻き方・アンプル取扱)
ハンズオンセミナーを中心に、糸結びや縫合練習、看護師指導のもと点滴等の実践練習をおこないます。
冬季セミナー(研修報告会)
1年間の学習の集大成として、メンター制度で何を学び、どんな気づきがあったかなど研修報告会をおこないます。
メンター制度 – MENTORING
概 要
研修医の先生たちが安心して学び、安全な医療を提供することができるようメンター制度を導入しています。研修医は4〜6人のグループに分かれ、各グループに4〜5名のメンター(医師・看護師)が配置されます。
メンター制度を採用することで、「何か最近困っていることない?」といった日頃の悩みから専門的な医療指導まで、細やかなケアで臨床研修医をサポート。またグループで現状を共有しあうことで、それぞれにいい刺激をもたらし切磋琢磨が生まれ、医師としてより一層の成長へとつながっています。メンターとのグループディスカッションではお菓子などをつまみながら、ざっくばらんな雰囲気の中おこなわれます。「こんな事でも聞いていいのかな?」と通常では躊躇いが生まれるような質問にも、指導医たちが親身に答えてくれます。
研修環境
研修医室や学内外の寮、臨床研修センターや24時間修練に励むことのできる鏡視下手術トレーニングコース室などを完備。充実した研修環境を用意することで、個々人の意欲を最大限活かした時間と環境を提供できるよう努めています。
研修医室
鏡視下手術トレーニングコース室
頑張れば頑張るほど経験が積める慈恵では、研修医でも認定制度をクリアしていくことで、実際のオペに参加でき、多くの手技を経験できます。鏡視下手術においては、eラーニングや講義だけでなく、ドライラボで24時間実技練習に励むことができ、研修医のやる気を活かす環境と制度を用意しています。
研修生寮
院内環境
院内には全館Wi-Fiが設置されています。各種レストランや食堂を始め、大手コーヒーチェーンやコンビニエンスストアがあり、専門書を多く取り揃える書店や、図書館施設も充実。日々の快適な職場環境が揃っています。
周辺環境
東京の中心地に施設を構える慈恵医大では、品川駅へは15分、羽田空港へは30分と、各地へのアクセスの良さを誇っています。また近隣施設には大使館や外資系企業が数多くあり、グローバルな空気感を肌で感じながら日々の業務に取り組むことができます。