10月15日(土)に、毎年恒例となりました1年目研修医を対象とした秋季シミュレーション研修及び2年次に履修する地域医療研修の説明会が開催されました。
夏季にもハンズオン形式のセミナーを実施しておりますが、秋季シミュレーション研修は普段、中々指導を受けることができない放射線技師や臨床工学技士のスタッフを講師として迎え「コメディカルの視点」により指導を受けることが特徴です。
放射線技師からは「腹部超音波エコー」を学び、エコーの当て方や順番等マンツーマン指導を受け、臨床工学技士からは、「人工呼吸器の管理」を学び、人工呼吸器の仕組みや設定等細かく学びました。また、夏季に引き続き、救急部医師より「感染対策を踏まえた患者対応・マスクフィッティング」を実施し、自身が4月の頃よりレベルアップできたかを確認しました。また、「グループワーク形式」にて「SEA(Significant Event Analysis)」を実施し、研修医同士でこれまで経験してきた事を共有し、今後患者さんとどう向き合っていくかを改めて考える良い機会となりました。
以上の4つのセクションをグループごとに実施し、密度の濃い充実した時間となりました。終了後に「地域医療研修説明会」を実施し、当院をいつも快く受け入れてくださる研修施設の先生方より魅力あふれる病院・地域の紹介をしていただきました。
研修医1年目では、より実りのある研修となるよう、春・夏・秋・冬とそれぞれの季節でこのように集合形式で実践的な学びの機会を設けております。